口コミ、ニュース


東芝機械の新機種一堂「ソリューションフェア」-あすまで沼津・本社工場

2006年11月2日、静岡新聞

東芝機械グループの技術力を紹介する年1回の展示会「ソリューションフェア」が2006年11月1日、沼津市大岡の東芝機械本社工場で始まった。11月3日まで。金型加工機や成形機、ロボット・システム機器などの製品群を多数展示。開発から生産安定化までのプロセスで顧客が抱える課題に対し、最適な解決法(ソリューション)を提案している。

5回目となる2006年のテーマは「精密と成形」。各事業部がフェアに向けて新製品の開発に当たってきた。自動車・二輪車業界へ売り上げを伸ばしているダイカストマシンは、環境や生産性、省スペースをコンセプトにした新機種などが並んだ。

4月から稼働している中・大型射出成形機の新工場では、自動車のバンパーやインパネなどを効率的に生産できる最新の大型機「ED3000W」が来場者の注目を集めた。

精密加工センターには、携帯電話やデジタルカメラ用のレンズを製造するための金型加工機やガラス成形機を置き、実演を通じて性能をアピールした。

新規ビジネスとして力を入れている微細転写事業部は、ナノレベルの転写成形を実現する装置や、試験用のクリーンルームなどを2005年に続いて公開した。東芝機械は、3日間で約3300人の来場を見込んでいる。

東芝機械最新工作機械展示2007年11月1日にソリューションフェア開催

2007年10月23日、日本工業新聞

東芝機械は、最新の射出成型機やMC(マシニングセンター)など工作機械製品の展示会「2007東芝機械グループソリューションフェア」を2007年11月1~3日、静岡県沼津市の本社・工場で開催する。

6回目となる今回のコンセプトは「『ものづくり』が原点の頼れるビジネスパートナー、『精密と成形』の東芝グループ」。会場では携帯電話の小型導光板などの薄肉精密成形をする最新の電動式超高速射出成型機や、省エネルギーに対応したダイカストマシンのほか微細転写装置、産業用ロボットなども展示する。

また、開催中は「ものづくり」に関した特別セミナーも開催される。

田中秀雄常務は「ユーザーに東芝の機械を選ばれ続けるための重要なショー。過去5回のフェアでは製品単体のソリューションに偏っていたが、今回は技術全体の戦略提携を組めるような総合的なソリューションを提案する」と語っている。

3日間の開催で来場者を過去最高の4500人と見込んでおり、タイやアメリカなど海外からの来場も予定している。

開催時間は午前10時~午後4時30分(受付は午後3時まで)。参加は自由。

最新製品を展示-沼津で東芝機械グループ「ソリューションフェア」が開幕

2007年11月2日、静岡新聞

最新製品の展示を通じて技術力を紹介する、東芝機械グループの「ソリューションフェア」が2007年11月1日、沼津市大岡の東芝機械本社工場で始まった。11月3日まで。開発から生産安定化までの過程の中で顧客が抱える課題に対し、最適なソリューション(解決策)を提案する。

6回目の2007年は「『ものづくり』が原点の頼れるビジネスパートナー、『精密と成形』の東芝機械グループ」がコンセプト。各事業部がフェアでの発表を視野に入れながら、新製品の開発スケジュールを組んできた。主力の射出成形機やダイカストマシンは、射出速度などを大幅に向上させた新機種が並んだ。

省資源や省エネルギー化を実現した環境調和型製品にはラベルなどをつけて性能を紹介した。超精密加工機や、今後の成長ビジネスとして期待される微細転写装置も来場者の注目を集めている。

東芝機械がオフィシャルパートナーとなっている技能五輪国際大会のPRブースも設けられている。3日間の来場予定者は4500人で、フェアに関連して60億円の受注を見込んでいる。

東芝ソリューション(株)、「東芝ソリューションフェア2008」を開催[2008年11月6・7日]

2008年12月1日、保険毎日新聞

東芝ソリューション(株)(梶川茂司取締役社長)は2008年11月6、7日の両日、ホテルパシフィック東京(東京都港区)で「東芝ソリューションフェア2008」を開催した。これは「ソリューションの原点に-確かな技術、響きあうソリューション」をテーマに、顧客との信頼を築きながら、共に創り上げてきた東芝ソリューション(株)の経験と実績を紹介し、企業を支え、社会に活用するITソリューションを参加者に体感してもらうためのイベント。当日は企業経営者や社員など、多数が来場し、会場内各ブースの展示や説明員が行うデモンストレーションなどを熱心に見て回った。

初日の午後には、宇宙飛行士でジャーナリストの秋山豊寛氏が「宇宙から見た美しい星・地球」というテーマの特別基調講演を行い、宇宙飛行士として宇宙空間から地球を眺めた時の様子や感想、地上に戻ってから地球を守るために行ってきた活動などについて語った。

展示エリアでは、ソリューションゾーンの「モノづくりを支える」「企業を支える」「街・地域を支える」「情報システムを支える」の各セクションと、テクノロジーゾーンの「支える技術」セクションに分かれて、各分野で東芝ソリューション(株)が提供する先端システムが紹介された。

「街・地域を支える」では、銀行・証券・保険などの金融サービス分野における新技術が展示されており、その中の保険ブースでは、(1)保険金支払関連業務ソリューション(2)RFID重要文書管理ソリューション(3)本人認証(印鑑レス)ソリューション(4)帳票イメージエントリーソリューション-の4つの技術製品におけるデモンストレーションが担当スタッフによって行われ、来場者の注目を集めた。

また、会場内ワークショップエリアでは、さまざまな社会分野において現在注目されている先端技術を、東芝ソリューション(株)内外の研究員などが講演した。

東芝機械では、「会社設立以来、東芝機械は『協創=Collaborative Innovation』の基本姿勢で、お客さまと社会の発展に貢献してきた。今後も東芝機械の“人間力”“技術力”“開発力”を実感していただき、皆さまのお役に立てれば」としている。

東芝機械最先端を紹介-あすまでソリューションフェア

2013年5月17日、静岡新聞

総合機械メーカーの東芝機械2013年5月16日、グループの製品と技術を紹介する「ソリューションフェア2013」を沼津市の沼津本社・工場と御殿場工場で始めた。5月18日まで開かれ、海外を含め約4000人の来場者を見込む。

「“先進と拡張”最適ソリューションの提供―そのチカラは、いつもあなたの近くに」をテーマに、幅広い分野の最先端技術を展示した。初日は約2000人が来場した。

スマートフォンカバーなどを成形から印刷、コーティングまで一貫して対応し、大幅な省工程となる新システムを公開した。

人手では困難な作業を自動化したロボットシステム、油圧ショベルの遠隔無線運転、省エネを実現した超大型全電動式射出成形機なども紹介している。

期間中、各事業部による技術セミナーや技術者らを迎えた特別セミナーも開く。

開催時間は午前9時半から午後4時半まで(5月18日は沼津本社工場は午後3時まで)。入場無料。一般の見学もできる。

東芝機械、ソリューションフェア2016年5月19~21日に本社、御殿場で

2016年5月18日、日刊自動車新聞

東芝機械は、工作機械や成形機などの新製品や最新技術を紹介する「第14回東芝機械グループソリューションフェア2016」を2016年5月19~21日に沼津本社工場と御殿場工場で開催すると発表した。自動車用LEDヘッドライトレンズやヘッドアップディスプレーなどの次世代光学部品に対応する精密加工機のほか、IoT(モノのインターネット)技術などを幅広く展示し、グループの技術力をアピールする。

今回は「“確かな未来”への挑戦~最先端技術で次世代モノづくりに貢献~」をテーマに、自動車や航空・輸送機、光学などの成長分野向けの設備を紹介する。

車載用照明向けに高負荷・高射出圧に対応した型締力350重量トンの射出成形機「EC350SXII」や、自由度の高い鏡面加工を実現した5軸加工機「UVM―700E(5AD)」を初出展する。

新たに展示スペースを追加し、工場の自動化に貢献するIoT技術や産業用ロボット、金属3D積層造形装置などの先端技術も紹介する。

東芝機械、ソリューションフェア概要次世代自動車に焦点

2018年5月8日、日刊工業新聞

東芝機械は2018年5月7日、17-19日に沼津、御殿場両工場で開く「東芝機械グループソリューションフェア2018」の概要を発表した。“変革する次世代自動車と先端技術産業への取り組み”をサブコンセプトに掲げ、電気自動車(EV)や自動運転システムなど車産業の変化に対応した射出成形機、押出成形機、ダイカストマシンの新鋭機を展示。IoT(モノのインターネット)化を支援するボード型プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)も出展する。

EVとIoT関係に注力するのは、中国や欧州を中心に車の電動化が進んでいるため。さらに国内製造業も働き方改革で「生産性向上ニーズが高まっている」(小池純取締役執行役員)ことが背景にある。

IoTでは工場や各工程のマシンがつながることで「総合機械メーカーの強みが生きる」(八木正幸取締役専務執行役員)と分析。現場をつなぐ新機能を搭載したコントローラーなどを紹介する。

東芝機械、ソリューションフェア概要次世代自動車に焦点

東芝機械、2017年5月18日から本社・御殿場工場で自社展-新技術で“確かな未来”

2017年5月9日、日刊工業新聞

東芝機械は2017年5月18日から20日まで、本社工場(沼津工場、静岡県沼津市)、御殿場工場(静岡県御殿場市)で社内展示会「第15回東芝機械グループソリューションフェア2017」を開く。「エネルギー・環境」、「労働生産性の向上」、「IoT(モノのインターネット)/ICT(情報通信技術)」、「新素材への対応」の4重点分野に基づいた14の新技術・新製品を展示しユーザーにアピールする。

開催コンセプトは「“確かな未来”への挑戦~最先端技術・システムエンジニアリング・IoTでつながるモノづくりを推進」。樹脂2材の射出成形とロボットの自動組み立てを組み合わせたシステムなど、労働生産効率向上など現場のニーズに沿った技術を展示・提案する。

電動射出成形機では電気自動車(EV)向けのコネクター生産などのニーズに応じガス発生を抑える形状のスクリューをPRする。

御殿場工場では、新設した「御殿場工場テクニカルセンター」を初披露する。会期中に6000人の来場を見込む。

工具交換時間を60%削減した立型MC開発

東芝機械は5月8日、工具の自動交換時間を従来比で約60%削減した立型マシニングセンター(MC)を開発し、発売したと発表した。工具の着脱が容易な主軸に改めた。精度を高めるためワーク(加工対象物)を機内で計測し、設計データとの誤差を自動補正する機能を搭載した。価格は3700万円(消費税抜き)。年間60台の販売を目指す。

発売したのは、発光ダイオード(LED)金型などに向く超精密立型加工機「UVM-450C(H)」。新しい主軸をUVMシリーズの全機種に採用した。

主軸は、工具を機械的に引き込み把持する直動式とし、工具先端の振れ精度を従来比で50%改善している。機内計測は、ワーク表面にプローブを沿わせる方式。

水平多関節ロボの動作速度を3割向上

東芝機械は5月8日、新型水平多関節(スカラ)ロボット「THE400」を開発したと発表した。東芝機械従来製品と比べ動作速度を2-3割向上し、2キログラムの対象物を搬送した場合のサイクルタイムは0・3秒台を実現した。スマートフォンのEMS(電子機器製造受託サービス)などで部品の搬送や組み立て工程の自動化需要に対応する。9月にも出荷する計画で、月100台の販売を目指す。

新型機では中国など東アジア地域のEMSが求める採用基準にも対応。例えば、可搬性能では円を描くような動作をする場合、楕円(だえん)ではなくより真円に近い移動軌跡を実現した。最大可搬質量は5キログラム。基本性能の向上などにより、高速動作と可搬性能を両立した。

国際家電見本市(CES) デジタル化、成長の核に

2004年1月

日本企業「技術力蓄積に自信」

2500社が出展した世界最大の家電見本市「国際CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」が2004年1月11日(日本時間12日)、4日間の日程を終えて閉幕した。

1990年代に世界経済をリードした米国のパソコン関連企業が続々と家電参入を表明するなど、デジタル化やネット化が進む家電分野が今後のIT(情報技術)の成長の核になることを改めて印象付けた。デジタル家電ブームのけん引役を自任する日本企業は自信満々だが、韓国企業の台頭など安穏としていられる状況ではない。

マイクロソフトはパソコンとテレビを接続し、パソコン内の画像や音楽をテレビや携帯情報端末でも楽しめるソフトを披露。ゲーム機「Xbox」と接続することも出来るという。デルやヒューレット・パッカード(HP)、モトローラなどの米パソコン、通信系企業もテレビなど家電市場への参入を表明した。

これに対し、「パソコンではウィンテル(マイクロソフトのウィンドウズと半導体のインテルを合わせた造語)にしてやられたが、家電は技術の蓄積の厚みがある」(大手企業幹部)と、日本メーカーは、新たな製品アイテムやネット家電の構想を競って披露した。

松下電器産業は家庭内の電灯線(電気コード)で、テレビやDVD(デジタル多用途ディスク)レコーダーをつなぎ、情報をやり取りする家庭内ネットワークの技術を披露。ソニーは携帯テレビで、無線LAN(構内情報通信網)の環境があればどこにいても家庭と同じテレビ番組や、DVDに録画された映像を見ることが出来る「ロケーションフリー」とよぶ製品の試作品を出展した。

東芝は直径0・85インチという「世界最小」のハードディスクドライブを、液晶に強みを持つシャープは量産可能なベースでは世界最大となる45インチの液晶テレビ販売をそれぞれ発表した。

次世代DVDでも、東芝が現行のDVDソフトも再生できる「HD(高精細)DVDプレーヤー」の試作機を発表、別の「ブルーレイ」と呼ばれるディスクの規格を進めるソニー・松下陣営はHPやデルが同規格に加わることを公表した。

サムスンなどの韓国勢が急成長

そんな日本企業が「最大の脅威」と口をそろえるのがサムスン電子などの韓国勢だ。同じ韓国のLG電子は会場近くにポスターや看板を張り巡らせて「世界最大」と銘打ち、76インチの大画面PDP(プラズマ・ディスプレー・パネル)テレビを展示したが、ふたを開けたら、サムスンがそれを上回る80インチ型テレビを出展、韓国勢同士の競争の激しさをうかがわせた。

ある日本メーカー幹部は「メーカー、流通企業の間では韓国企業の技術力は折り紙付き。消費者にブランドイメージが根付けば、日本企業をしのぐ可能性がある」と警戒感をあらわにしていた。

まだ強い米国の消費--松本義広・東芝アメリカ家電社社長に聞く

家電業界の今後の行方を左右する大消費地、米国市場の動向について、CES会場で東芝アメリカ家電社の松本義広社長に聞いた。

――米国での家電市場の現状はどうですか。

◆住宅が広い米国では薄型テレビは売れず、リアプロジェクションと呼ばれる安価なテレビが中心だったが、昨年のクリスマス商戦をみると薄型も売れ始めた。デジタル放送への移行が予定されており、(液晶やPDPなど)新テクノロジーへの関心は高まっている。

――日本勢の動向は?

◆米国ではソニーのブランド力がいまだに圧倒的だ。東芝、松下、日立製作所、三菱電機などが2番手グループ。東芝は品ぞろえが十分でなかったが、新タイプのリアプロジェクションと薄型テレビをそれぞれ10モデルずつ投入し、追い上げる。

――韓国は勢いがあるそうですね。

◆サムスンの評価が急激に上がっている。まだ消費者へのブランドイメージが浸透せず、日本メーカーと同じ価格設定では売れない状況だが技術力はそん色ない。消費者に認知されれば脅威だ。

――今年の市場動向をどう見ていますか。

◆(11月の)大統領選挙までは好景気が続くとみる。米国の消費はまだまだ根強い。薄型テレビに加え、日本に比べて浸透が遅いDVDレコーダーにも力を入れたい。